
「いつもキレイ、ずっとキレイを目指します」
いつもキレイというのは、24時間、どの時間を切り取っても、自分が満足した髪でいられるー
そのためのヘアスタイルや髪質を実現します。
ずっとキレイというのは、何年経っても、思い通りの髪型が実現できることを目指します。
アメリカン美容院の「わたしたちのあり方」
美容室に行ってすぐの頃は、どのサロンに行ってもキレイで満足できます。
アメリカン美容院も当然そこが大事ですが、そこから先がさらに大切だと考えています。
家に帰って数日後、数週間後、数ヶ月後と、次に来るまでの間、お客様が「なんか、いい。なんか、いい。」と納得できる状態を目指し、私たちは日々技術を磨いています。
当然、大切なイベントの日のためだけにスタイルを作ることはできます。
その日のために、私たちは全力を尽くしますが、その後の日々もどうすればキレイになれるか、どうすればお客様が幸せに過ごすことができるかを、私たちは創業以来、追い続けてきて今があります。
「美容室に行って、1週間経ったけどなんかいいな。」
「1ヶ月経ったんだけど、なんかいいな。」
今日のお客様一人一人が、そのように言っていただけることを目指して。
例えば、こんな瞬間が私たちの喜びの一つでもあります。
あるお客様がショートの時に、「周りの人に「なんで、あなたの髪は伸びてもかっこいいの?」と言われるのが自慢です」と言われたとき、です。
だから、私たちのお店では、カット、カラー、パーマなどの技術、テクニックだけではなく、お客様がいつも髪の状態がいいと感じるような「自分にあったお手入れ方法」が見つかるよう、お客様の話をお聞きし、お客様の想いに寄り添っています。
私たちは、お客様が「どうすれば心の底から満足されるのか」を追求し続けてきた結果、このような考え方、姿勢になりましたが、私たちは創業以来、大きく3つのことを追い続けてきた結果、今があります。



創業以来、追い求めてきた「3つのこと」
1. 心から満足される形・スタイルを造る技術
アメリカン美容院は昭和41年に福島で創業しました。
私たちの創始者たち3人のセンスはずば抜けていました。
それは、いかに形を造って崩すか。
つまり、その日のスタイルの理想を極限まで追い求めながらも、普段の生活の中の動きでいかにその理想のスタイルを保ち続けることができるか、そこを追い求めていました。だから、いかに「キレイに崩すか」。そのために髪の毛1本1本まで動きを確認し、切り方を工夫していました。
周りのスタッフも、研修の時だけはなく、日々の仕事でも創始者たちの「姿勢」を見て実感することができたので、当たり前のように真似する、伝えることができました。
しかし、スタッフが増えるにつれて伝えることの難しさを実感するようになってきました。
ちょうどその頃、フランスの「ジャック・デサンジュ」グループに出会いました。このグループのカットの教え方は、すごく革新的で再現しやすく伝えやすい理論をもっていたため、アメリカン全体でも採用させてもらうことにしました。
ジャック・デサンジュグループは、その人の持つ美しさを最大限に引き出す「ナチュラル&フェミニン」なシルエットを造るカットテクニックを持ち、その人の美しさを日々の生活で表現する「コワフェ・デコワフェ」(造る・崩す)というスタイリングテクニックを大切にしていました。
まさに私たちの創始者たちのセンスと共通する想いが表現されていたため、今でも大切に一人一人のスタッフがこの想いを受け継がれるよう、日々努力しています。



2. 美しさを、最大限に引き出せる薬剤と使い方
お客様一人一人の持つ美しさを最大限に引き出すためには、髪やお肌の「素材の美しさ」が欠かせません。
そのため、お店で使う薬剤には大変気を使ってきました。パーマ液やカラー剤はもちろん、トリートメント剤やお客様が普段使われている商品に至るまで、どうすればその人も持つ美しさを最大限引きだせるか、日々理想を追い求めて続けています。
当時は今ほどあらゆる薬剤は発達していませんでしたから、キレイなスタイルを造ろうと思っても、パーマで髪が傷む方も多くいらっしゃいました。
私たちの創始者たちはそのことに大変心を痛めて、自分たちであらゆる情報を集め、薬剤の勉強をしていました。
それは、どんな薬剤なら良いのかというだけではなく、パーマはなぜかかるのか、どうやってかかるのかという基本的な部分から、成分の詳しい効果効能まで勉強していました。
また、同時にスタッフに手荒れが起こるようになり、お客様がキレイになるためにはスタッフの美しさも大切だという想いから、シャンプーを自分たちで開発していたりもしました。
そして、薬剤の成分的な部分だけではなく、使い方でも結果が変わってしまうという経験から、「薬剤をどのように使うと傷まなくなるか」など、一人一人に合わせた効果的な使い方を見つけるために、様々な実験や検証を繰り返していました。
それは、キレイな髪の素材があって初めて、キレイなカットが生きるという想いがあったからです。
逆を言うと、どんなにキレイにカットしても、髪の素材がキレイじゃないとその人の持つ美しさを最大限に引き出せないという想いがあったからなのです。
この想いは今でも同じで、お客様一人一人が持つ美しさを最大限引きだせるよう、薬剤、メニュー、商品だけではなく、お客様が家に帰られてから自分でお手入れされる方法に至るまで、お客様の気持ちに寄り添い、一緒にお客様だけの理想が叶うように追い求め続けています。



3. 美しさを保つための健康への想い
お客様が長く通ってくださるようになると、病気になったりすることが増えてきました。また、髪が衰えていく、細くなる、髪質が変わるなどの問題が起きてきたのです。
そのお悩みを聞いているうち、美しい髪を保つためには身体の健康は切っても切り離せないということを身にしみて感じるようになりました。
しかし、薬剤に対して感じたことと同じように、健康に対してもすぐに「誰でも簡単に解決できる方法」は見つかりませんでした。
そのため、私たちも小さい頃から自らが実験台になり、自分の体や髪を使って様々な薬を使ったり、水を飲んだりして、どう感じるか、どんな状態になったのかを詳しくふり返ることで、自然に観察眼と感受性を磨いてきました。
その結果、私たちの心に「決して諦めないあり方」が備わるようになり、日々、一人一人のお客様が持つ美しさを最大限引き出せるよう、お客様の気持ちに寄り添って想いを聞いているのかもしれません。
まだまだ私たちはゴールに達しているとは思っていません。
ゴールは永遠に来ないかもしれません。
なぜなら、お客様には必ず、一人一人が持つ独自の美しさがあるからです。
だから、その独自の美しさを一緒に見つけ、最大限引き出せるよう、常にお客様の想いに寄り添う仕事を心がけていきたいと思っています。