
Staffスタッフ
両店を行き来しているスタッフがおりますので、お問い合わせください。

スタイリスト
小賀坂千春
とにかくいろんなことを知っている情報通。どうしたら良いか迷ったら、まずは何でも話しかけてみることで頼れるママさんです。 |
【美容師になったキッカケ】
私は母の実家が床屋で、叔母にカットしてもらっていたので、自然に床屋さん、美容師さんという仕事に興味を持っていたことがきっかけでした。
小6の時に着物の着付けが気になりまして、将来は着物を着ながら働ける仕事をしたいと思いました。例えば、旅館の女将とか、着物を着て仕事をしている人は、袖をたくし上げて歩いたり、走ったりしている感じが、何かかっこいいと思っていたからです。
それから進路を考える年齢になってもその気持ちは変わらなかったので、迷うことなく美容の専門学校に進みました。
【美容師になってみて】
私は、純粋に美容師を目指したということではなく、まずは、着物を自分で着ることができるようになりたいと思って美容学校に入ったので、仙台で最初に働いた美容室では、店長の着付けの助手に入ることが楽しいことでした。
仙台のお店は、確か1年くらいで辞めたのですが、実は、先輩にいじめられて、円形脱毛症になってしまったのです。
すごく性格が強い先輩がいて、仕事中に、お客様の前で手を叩いたり、バカにするような言い方をする方で、私はそれがすごく嫌でストレスになってしまったのです。
それで、そのお店を辞めて、福島の実家に帰ってきました。
家に帰ってきてから2ヶ月ほどゆっくりしていたのですが、親から「お前がずっとやりたい、やりたいと言うから専門学校に行かせたのに、1年半で辞めるの?もう一回だけやってみたら」と何度も言われ始めました。
そこで、ブライダルや着付けができる美容室ということでアメリカンを選んで、入社してブライダルや着付けなど、私がやりたかったことを教えていただき、思っていた働き方ができたことで、楽しく美容の仕事ができるようになりました。
実は今、アメリカンではブライダルをやっていないのですが、あの時やらせてもらえた達成感から、自信を持ってこの仕事ができるようになっただけではなく、着付けの技術は今でも楽しくさせていただいているので、働き方に不満というものはありません。
最近は、お客様が満足していると実感できる仕事をしたいという想いがあり、例えば、「私には、もう千春さんしかいないわ」と笑顔で言われる仕事ができると、めちゃくちゃ嬉しいですよね。
この間も、「千春さんがいなかったら、私こんな髪型になってないわ、怖くてここまで切れなかったわ」とお客様に言われたのですが、そのようなことを言われたら、この仕事をやっていて良かったなと思うし、これからもこのように喜んでもらえる仕事を続けたいなと思います。
このような感じで、私の場合、最初は着付けやブライダルがきっかけで美容師になったのですが、今は、美容の仕事全体が好きになっています。
お客様と髪以外の話もするのですが、話をしている時の感覚として、お客様との間に信頼関係があるというか、本当に友達を超えて、家族のような近い関係になっているという感覚になることがあります。
新規でいらっしゃるお客様でも、たまたま入らせてもらって、息があって、それからずっといらっしゃるという流れになっていくので、その巡り合わせ自体がいつも信じられないくらいすごいことだと思いますし、そういう仕事ができていることが嬉しいですね。
