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両店を行き来しているスタッフがおりますので、お問い合わせください。

高橋由紀江
スタイリスト

高橋由紀江

Profile
どうすれば要望が確実に叶うのか、迷っているときは、とにかく何でも話すことで、一緒に確実な解決策を探してくれます。

【美容師になったキッカケ】

私は、親に「美容師になるか、看護師になるか」みたいな感じで勧められて、美容師になりました。

母が言うには、小さい頃にお人形さんの髪を切って坊主にしていたらしいのですが、母はその時のことを覚えていて、そういうことをする仕事の方が向いているんじゃないかと思ったらしいです。

また、母は、友達が美容師さんで、その生き方に憧れていた部分もあったというか、今思うと、自分の娘にもそういう風になって欲しいみたいに思っていたのかなと思います。

キッカケはそんな感じでしたけど、長く続けることができたので、自分に向いていたと思いますし、やっていてよかったと思います。

高校の卒業前、いざ進路を選択するという時に、最初は美容学校に進もうと思っていたのですが、アメリカンは、他の美容室と違って「通信課程で仕事しながら美容師の資格を取れる」ということを知って、また学校に行くぐらいなら、もう就職してしまった方がいいかなと思い、申し込みました。

 

【アメリカンで働いてみて】

ずっと働いていますね、アメリカンで。そもそも私が入社した時の初代の社長が、すごく怒られて何回も泣いたくらいめっちゃ怖い先生でした。その当時、ジャックデサンジュのカットの勉強をさせてもらっていたのですが、東京の西新宿のスタジオに行って、講習を受けていた時代でした。

講習の日は、福島からだと朝6時半の新幹線に乗って行かなきゃいけないのですけれども、その頃はまだ私も10代で寮に1人で住んでいたので、それまで東京なんて1人で行ったこともなかったのですが、1人で行っていました。

初めての日にホームに行くと、社長がホームまで見送りに来てくれていました。手には、ほし芋とお茶を差し入れに持ってきてくれて、「お母さんには電話したの?」とか、すごく気にかけてくれたのが本当に嬉しくて。

それまで、辛くて嫌なこともたくさんあったし、めちゃくちゃ怒られてきたんですけど、この時「私のことを思ってやってくれていた」と感じてから、それからずっとこのお店で頑張ってくることができたと思います。

カットの勉強も、2年目で本来のステップを早くやってもらえて、すぐに先に進むことができたので、この仕事が嫌になる前に「レールに乗っちゃった」と思えるくらい、ずっと今も何か、誰かに支えてもらっているという感じがありますね。

   

 

【辞めそうになったとき】

辞めようと思った時は何度かあったのですが、毎回、最終的に踏みとどまることができていたのは、やっぱり「誰かに支えてもらっているという感じ」があったからだと思います。

2015年だったかな、あの時はまだ子供が保育園に通っていた時だったと思いますが、どうしても土曜日とか日曜日に保育園の用事があって、休みが欲しかった時がありました。

それをお願いした時に、シフトを調整する人が、他の結婚してない人たちから、「何で高橋さんだけ?」と言われたみたいで、あとで、「そういう話がありました」と言われたことがありました。

あの時、「みんなは私がわがまま通しているように見えていたのか!」と思って「やめてやる!」と思ったのですが、シフトを調整する人と、すごいお互い泣き会って話をした挙句、「ところで、私の給料いくらもらっているかわかっていますか?」と何気なく聞いたのです。

そしたら、その人知らなかったのです。

その時、一瞬、「ああ、この人知らないんだ・・・」と思い、よく考えると、「この人のように、相手は私の事情を詳しく知らないまま言っているだけかもしれない」と思って、そんなことなら、私がこんなに感情的になる必要もないと気づき、冷静になれたことがあったのです。

その時、「何かあっても、まずは事実を確認してみよう」と思えるきっかけになりました。

 

【ナゼ辞めなかった?】

相手が例えば嫌だと思っても、相手からするとどう見えるかを聞いたら、自分が勝手に思い込んでいたこともわかって、事実が見えて冷静になれたという感じです。

あとは、私がもし感情的に辞めたとしても、「果たして自分に一体何が残るだろう」と考えました。やはり気持ちが落ちることがあると、いろいろ考えてしまうのですが、例えばもし、このお店を辞めて他の美容室に行った時に、このお店と同じ満足度で自分が仕事できる自信もありませんでしたしね。

うちのオーナー達は代が変わっても、すごくみんなのことを大切にしてくれるし、スタッフ同士も仲がいいので、とても居心地がいいというのはすごく感じていて、そういうことは、やはりお金では決して買えるものではありません。

居心地がいいですから、独立も考えられないので、もし、私がこのお店を辞める時は、美容師辞める時かなと思っています。

今は、そのような気持ちになる前に話し合いができるようになっていると思うので、追い詰められて辞めていくということは、もうないと思います。

 

   

【美容師になって後悔は?】

美容師になって後悔はありません。

 

【プライベート】

邦楽、洋楽問わず、クラシックからヒットチャートまで、広く浅く音楽を聴き流しています。

最近は、藤井風にハマっています。

また、スマホ片手によく散歩をしています。目指せ、1日5千歩です。

家族と過ごす時間が癒しになっています。